2026/09/12 18:33
昨日より販売を開始したBITTER SAND。
販売する数日前から、ブログやInstagram、メルマガなんかで少しずつ事前告知をしていました。
「こんなシリーズを作りました」
「○月○日の20時から販売します」
と、何日も前から自分で告知していく。
こういう事前告知って、僕の中では結構葛藤があります。
ATELIER SABOは、月に1回しか販売しないお店ではありません。
「今日買えなかったら、次に買えるのは1か月後です」というわけでもない。
オンラインストアなので、基本的には365日24時間いつでもお買い物できます。
販売開始から数分で全部売り切れてしまうような、超人気店でもありません。
だから「○月○日○時から販売します」と何日も前から言うことに、ちょっと抵抗もあります。
別に煽って売りたいわけではありません。
ただ、せっかく新しく作ったものなら、やっぱり知ってほしい。
できれば「販売されるのが楽しみ」と思ってもらいたい。
商売をしている以上、お客さんの期待度を上げたいという気持ちだって、もちろんあります。
でも、事前告知をすればするほど怖くもなります。
これだけ自分で告知して、誰にも受け入れてもらえなかったらどうしよう。
失敗したら、かなりへこみます。
ノミの心臓です。
それに同業者の目も気になります。
「あんなに告知してたのに全然売れてないじゃん」
「なんか滑ってるな」
なんて思われたら嫌だな。
バカにされたら嫌だな。
そんなことまで考えてしまいます。
でも、よくよく考えたら届けたい相手は同業者じゃないはず。
ATELIER SABOのお客さんです。
周りからどう見えるかを気にして何も言わないより、自分が作ったものを「こんなの作ったよ」とちゃんと伝える。
本当なら事前に何も言わず「新しいの販売しました!」くらいの方がずっと気楽です。
誰も買ってくれなかったとしても、事前に大々的に言っていなければ誰にも分からない。
自分もそこまで傷つかない。
たぶん一番痛みを伴わない売り方です。
それでも今回、BITTER SANDを事前告知してみて、嬉しいこともありました。
販売開始を待って、購入してくれた方達がいたことです。
販売開始と同時に買ったからといって、安くなるわけではありません。
クラウドファンディングみたいな早割があるわけでもなく、今回はノベルティが付くくらいです。

正直、お客さんにとって「販売開始と同時に買うメリット」って、そんなにありません。
それでも「これが欲しい」と思って、販売されるのを待ってくれていた。
「楽しみにしてくれていた人がいたんだなぁ」と思うと、作っている側としてはそれだけで結構救われます。
次に何かを販売するときも「これだけ言って全然売れなかったらどうしよう」とは、きっと思うんでしょうけど。
それでも、怖がりながらちゃんと声に出していく。
今はそれでいいのかなと思っています。

【今後の出店予定】
■パンと音楽とアンティーク | 東京
9月19日(土)-20日(日)10:00~18:00
場所:東京オーヴァル京王閣
■デザインフェスタ vol.64 | 東京
日時:11/14(土)・15(日) 10:00~18:00
場所:東京ビッグサイト 西&南館
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
