2026/04/24 18:55

少し前に、セミオーダーで財布をご注文いただいたお客様から、一本の連絡がありました。
「注文した色と違うものが届きました。」
その一文を見た瞬間、血の気が引きました。
自分の中では、間違えた記憶はありません。
ただ「100%大丈夫です」と言い切れるほどの自信もありませんでした。
「間違えたのかな…?」
そんな不安が、一気に押し寄せてきました。
すぐにお客様に確認のご連絡をさせていただき、やり取りを重ねました。
結果としてはお客様のご認識違いで、こちらの制作内容に間違いはありませんでした。
心底ホッとしました。
でも同時に過去に一度だけ、本当にミスをしてしまったことを思い出しました。
それは、商品の一部を仕上げきれていない状態で発送してしまったこと。
一箇所、縫いが抜けていたままお届けしてしまいました。
あってはならないミスです。
そのときは、すぐにお詫びをして商品を返送していただき、改めて仕上げ直して再発送しました。
ひたすら申し訳ない気持ちでいっぱいだったのを、今でも覚えています。
反省しかありません。
今回「違うかもしれない」と言われた瞬間に、真っ先にその記憶がよみがえりました。
普段は気をつけていても、一度でもミスをした経験があると、その重みはずっと残り続けるものなんだと思います。
ものづくりにおいて、きちんとしたものを届けるのは当たり前のことです。
そう思っています。
でも実際には、人の手で作っている以上、絶対にミスをしないとは言い切れません。
だからこそ、一つひとつの工程を見直しながら、同じことを繰り返さないようにするしかない。
とても基本的な事ですが大事だと思っています。
今回のやり取りは、結果としては何事もありませんでした。
でも、自分にとっては改めて気を引き締める出来事でした。
こういう「ヒヤッとする瞬間」を忘れずに、これからも、ひとつひとつ丁寧に作っていきたいと思います。
【今後の出店予定】
■土澤アートクラフトフェア
5月3日(日)-4日(月・祝) | 岩手
■デザインフェスタ Vol.63
5月23日(土)-24日(日) | 東京
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
