2026/04/22 20:17

財布を少し前にご注文いただき、その後にノートカバーでご相談いただいた方のお話です。
色の相談をいただく中で、候補はいくつかありましたが、最終的に残ったのは2つ。
「こっちは今も、変化した後も絶対好きだと思うんです」
「でももう一つは、今が一番好きで…変わっていくのも見てみたいんです」
ここまで言葉にできている時点で、もうかなり自分の中では整理されています。
だからこそ、決めきれなくなる。
どちらも理由があって、どちらもちゃんと好きだからです。
やり取りの中で「どっちがおすすめですか?」と聞かれることもありました。
デザイン的な色合いとしても成立しているし、どちらを選んでも後悔はしないと思う。
だから自分としては、決めつけるようなことは言いたくないなと。
「どちらも良いと思います」
「納得できる方を選んでいただくのが一番だと思います」
そうお伝えしました。
しばらくして、こんな言葉が返ってきました。
「どちらを選んでも、少し後悔が残りそうで…」
「だったら、両方買おうかと思っています」
この一言で、迷いの理由が全部つながった気がしました。
ああ、優柔不断とかでなくて、ちゃんと好きな理由を持って迷っているんだなと。
だからこそ、片方を捨てる選択ができなかった。
最終的には、2つともお作りすることになりました。
ひとつは手帳カバーとして。
もうひとつは、勉強用として使い、その後はブックカバーにする予定との事。
それぞれに役割を持たせて、使っていく。
それも良いなと感じました。
完成してお届けしたあと、こんなご連絡をいただきました。
「写真でも素敵でしたが、実物はもっと良いですね」
「どちらも本当に綺麗で、まだ見惚れています」
この言葉を見て、やっぱりお二つ選んでいただいて良かったんだなと思いました。
色は、本当に迷います。
でもその迷いは、無駄な時間ではありません。
どうでもいいものなら、ここまで悩まないはずです。
「どっちも好きで選べない」
もし今そうなっているなら、それはちゃんと選ぼうとしている証拠だと思います。
無理に急がなくても大丈夫です。
その迷い方の中に、ちゃんと自分なりの答えがあるのではないかなと感じます。
【オーダー品】
ノートカバー A6サイズ用
左
ターコイズ × イエロー
糸:ベージュ
右
くすみブルー × ブラウン
糸:ブラウン
【今後の出店予定】
■土澤アートクラフトフェア
5月3日(日)-4日(月・祝) | 岩手
■デザインフェスタ Vol.63
5月23日(土)-24日(日) | 東京
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
