2026/04/17 20:09
一概に「革製品」と言っても、その世界は驚くほど幅広いものです。
繊細なカービングが施されたもの。
バイク乗りが好むような、ワイルドで重厚なトラッカーウォレット。
あるいは、革を使いながらもスイーツや食べ物をモチーフにした、遊び心のある作品もあります。
そしてATELIER SABOのような、カラフルな組み合わせを楽しむ革小物もある。
同じ「革」という素材を使っているのに、ここまで表現の幅が広がるのは面白いなと思います。
結局のところ、それは作り手の好みや感覚がそのまま出ているからなんだと思います。
どれだけ整ったものを作ろうとしても、どこかにその人らしさは滲み出る。
いわば「我(が)」のようなものが、自然と形になっていく。
そして、その「我」がないと「当たり障りのないもの」になってしまう。

自分自身を振り返ってみると、普段の服装はわりとシンプルです。
どちらかというと黒い服が多くて、落ち着いたものを選びがちです。
ちょっと引き締まって痩せて見えるからです(笑)
でも、いざものづくりを始めると、なぜかカラフルな方向に流れていく。
革の色の組み合わせを考えているときも、気づけば「ちょっと遊びのある配色」を選んでいることが多いです。
これもきっと、自分の中にある感覚がそのまま出ているんだと思います。
だからこそ、その「好き」な部分を無視して作ることはできません。
自分が好きじゃないものを「売れそうだから」という理由だけで作っていると無理がでる。

仮に無難にまとめようと思えば、もっと落ち着いた色だけで構成することもできる。
でもそれでは、自分が作っていて楽しくない。
そして何より、細部にまで気持ちが入りきらない。
ものづくりは、最後は細部にどれだけ魂を込められるかだと思います。
だからATELIER SABOでは、カラフルで少し遊びのある革小物をこれからも作り続けていきます。
それが、きっと自分にとって一番自然で、無理のない形なので。

【オーダー品】
めっちゃ入る三つ折り財布
外側:ターコイズ × 内側:優しめピンク
糸:イエロー
【今後の出店予定】
■土澤アートクラフトフェア
5月3日(日)-4日(月・祝) | 岩手
■デザインフェスタ Vol.63
5月23日(土)-24日(日) | 東京
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
