2026/03/23 18:15
少し前まで、バズっているブランドを見ると羨ましいとか嫉妬するような感覚を覚える時期がありました。
見るのもちょっと辛いというか。
フォロワーが一気に増えて、販売のたびに盛り上がってすぐ完売していく。
そういう光景を見るたびに、アトリエサボは地味だな~と感じることもありました。
でも、最近少しだけその考え方が変わってきました。
羨ましい反面、自分がその立場になった際に、その勢いをずっと保てるのか?
その「熱」みたいなものが、ずっと続けられる自信がないというか。
そもそもバズってから考えろという話ですが。
でも、そのときに思ったのが「ちょっと怖いな」という感覚でした。
バズるというのは、とても強い力です。
短期間でたくさんの人に知ってもらえて、一気に状況が変わることもある。
でも同時に、それは自分でコントロールできるものではない、という怖さもあると思いました。
また同じようにバズる保証はないし、その熱がいつまで続くのかもわからない。
もしその流れに乗ることを前提にしてしまったら、自分のものづくりやブランドの方向も、どこか外側に引っ張られてしまう気がする。
試しに去年はじめて予約販売をしてみました。
ウチでそういう販売をしてみて盛り上がるのかな?と思って。
結局のところそのときだけ一気に売れるというよりも、むしろそのあと通常販売にしてからの方が、確実にお買い上げいただく事が、少しずつ増えていきました。
そのときに感じたのは「迷って、考えて、選んでもらえているんだな」という感覚でした。
すぐに売り切れることよりも、時間が経っても選ばれ続けること。
勢いで買われるよりも、納得して手に取ってもらえること。
自分にとって大事なのは、たぶんそっちなんだと思います。
もちろん、どんな売り方が良いとか悪いとか、そういう話ではありません。
ただ、自分にとっての商売がどんなあり方なのか、それを考えたときに「バズること」を目的にしてしまうと、少しずつ芯というか、軸がずれていく気がしました。
ゆっくりでもいいから積み上げていくこと。
少し崩れても、また立て直せるような形で続けていくこと。
それが、自分の続けていきたいことに近いと今は思っています。
もし今「このままでいいのかな」とか「もっと一気に伸ばさないといけないのかな」とかそんなふうに悩んでいる人がいたら、こんな考え方もあるんだな、くらいに思ってもらえたら嬉しいです。
バズらなくてもいい。
その代わりに、長く続くものをつくっていきたい。
今はそんなふうに思っています。
とはいえ、また羨ましくなる日もくるかもしれません。
【今後の出店予定】
■パンと音楽とアンティーク
3月28日(土)-29日(日) | 東京
■あきうクラフトフェア 手ん店
4月12日(土)-13日(日) | 宮城
■土澤アートクラフトフェア
5月3日(日)-4日(月・祝) | 岩手
■デザインフェスタ Vol.63
5月23日(土)-24日(日) | 東京
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。

