2026/03/18 18:42
最近は、良質なものが手軽に手に入る時代になりました。
壊れたら買い替える。
古くなったら新しいものにする。
それが当たり前になっている気がします。
もちろん、それが悪いわけではありません。
新しいものには新しい良さがあります。
ただ、長く使われているものを見ると、やっぱりいいなと思うことがあります。
うちの妻が乗っているラパンは、20年落ちくらいで買った中古車で、そこからさらに15年ほど乗り続けています。
距離もかなり走っているので、ワイパーは錆びていて、あちこちに年季を感じます。
色も形も気に入ってはいるのですが、さすがにガタがきているので、今は次の中古の軽自動車を探しているところです。
車も革製品も、過ごしてきた時間の思い出が詰まっています。
ただ、少し違うのは、車は乗り続けることで劣化していくもの。
革製品は長く使うことで、育っていくもの。
少し色が変わったり、ツヤが出てきたり、小さな傷がついたり。
新品のときとは違う、その人だけの表情になっていきます。
使い込まれた革製品を見ると「どんなふうに使われてきたんだろう」と想像することがあります。
そこには、持ち主の時間が積み重なっています。
ものを長く使うというのは、ただ節約するということではなく、時間を一緒に過ごすということなのかもしれません。
気に入ったものを長く使う。
それは少し手間がかかることでもありますが、その分だけ愛着も深くなります。
革製品を作りながら、そういう時間の重なりを感じてもらえるものを届けられたらいいなと思っています。
新品が一番きれいな状態ではなく、使われている状態こそが一番いい。
そう思えるものを、これからも作っていきたい。
あなたは、今使っているものをどれくらい長く使っていますか?
【今後の出店予定】
■パンと音楽とアンティーク
3月28日(土)-29日(日) | 東京
■あきうクラフトフェア 手ん店
4月12日(土)-13日(日) | 宮城
■土澤アートクラフトフェア
5月3日(日)-4日(月・祝) | 岩手
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。

