2026/03/16 18:52
革製品が好きな人は、一定数います。
バッグ、靴、ベルト、財布。
気がつけば、持ち物のほとんどが革になっている人もいます。
では、なぜ人は革に惹かれるのでしょうか。
理由はいくつかあると思いますが、多くの方が思う一番の理由は「変化する素材」だからだと思います。
新品の革は、まだどこかよそよそしい。
でも、使い込むうちに少しずつ色が深くなり、ツヤが出て、柔らかくなり、持ち主の使い方がそのまま表れてきます。
これは工業製品にはあまりない魅力です。
同じ革製品でも、10人いれば10通りの表情になります。
革は、もともと生き物だった素材です。
だからなのか、人が触れて、使って、時間が経つことで、少しずつ表情が変わっていく。
その変化を楽しめるところに、革の面白さがあるのかもしれません。
僕自身も、新品の革製品より、少し使い込まれた革のほうが好きだったりします。
作る側としては少し複雑ですが、使い込まれた革を見ると「ああ、ちゃんと使われているんだな」と嬉しくなることがあります。
革製品の使い方は、人それぞれです。
ボロボロになっても、何十年も同じ革製品を使い続ける人もいます。
自分へのご褒美として買ったものだったり、大切な人からの贈り物だったり、新しい生活の心機一転として選んだものだったり。
革製品には、そういう「きっかけ」も一緒に残る気がします。
以前、うちの財布を購入されたお客様が、「3年おきに必ず財布を買い換えるんです」とおっしゃっていたことがあります。
理由を聞くと、「ちょうど生活の区切りになるから」と。
使い方も、想いも、人それぞれです。
でも、どんな形であっても、革製品はその人の人生と一緒に時間を重ねていくものなのかもしれません。
使い込まれて色が変わったり、小さな傷がついたり、少し形が馴染んできたり。
そういう変化を見ると、ただの道具というよりも、持ち主の時間が刻まれているもののように感じます。
革に惹かれる理由は、もしかすると、そういうところにあるのかもしれません。
【今後の出店予定】
■パンと音楽とアンティーク
3月28日(土)-29日(日) | 東京
■あきうクラフトフェア 手ん店
4月12日(土)-13日(日) | 宮城
■土澤アートクラフトフェア
5月3日(日)-4日(月・祝) | 岩手
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
