サボさんのゆるブログ

2026/03/10 19:46

「生きていれば何度でもやり直せる」そんな言葉を聞くことがあります。
たしかに、年齢に関係なく夢を見ることはできます。


10代でも、20代でも、30代でも。

その年代ごとに、「こうなれたらいいな」と思う瞬間は何度もあると思います。

でも、本当にやり直せるのかと聞かれると、疑問に思うこともあります。

夢を見ることと、夢に向かって動くことは、まったく別の話だからです。

10代や20代前半で、自分の進みたい方向というか、人生の立ち位置がはっきり見えている人の方が少ないのではないでしょうか。

なんとなく周りの流れに乗って進学したり、なんとなく就職して「まあ、こんなものかな」と思いながら進んでいく。

若い頃の不安は、自分は空っぽなんじゃないかとか、何者にもなれないんじゃないかという不安です。

可能性はたくさんあるはずなのに、そのどれもが自分のものに思えない。

そんな感覚を持つ人も多いのではないかと思います。

でも、年を重ねると今度は違う不安が出てきます。

年齢を一つ重ねるたびに、選択肢が少しずつ減っていく。

会社員であれば、年齢が上がるほど転職は難しくなります。

体力も少しずつ落ちていきますし、守るものも増えていきます。

若い頃は「何者にもなれない不安」。

年を重ねると「もうこれ以上なれないかもしれない不安」。

種類は違いますが、どちらもしんどいものだと思います。

そして年齢を重ねると、もう一つ現実として見えてくるものがあります。

病気です。

数年前、自分は心臓の病気が見つかり手術をしました。

数週間ほど入院することになりました。

幸い、手術は無事に終わり今は普通に生活しています。

でもそのとき、改めて思いました。

年齢を重ねれば、こういうことは誰にでも起こり得る。

若い頃は、時間が無限にあるような気がして暇を持て余していた時期もあります。

でも、歳を重ねると、そうではないことが少しずつ実感としてわかってきます。

だからこそ思うことがあります。

「いつかこうなれたらいいな」と言う人は多いのですが、そのために何かを始めている人は意外と少ない気がします。

将来こうなれたら良いな。

でも、そのために何もしない。

それは、寝ているときに見る夢と、あまり変わらないのではないかと思ったりします。

何も積み重ねていないのに、結果だけを望むのは、やっぱり都合のいい話なのかもしれません。

厳しい言い方かもしれませんが、動かなければ、その夢はただの願望のままで終わってしまいます。

もちろん、何をすればいいのかわからない、という人もいると思います。

そこを見つけるのが一番大変なのかもしれません。

それでも、ほんの少しでも進まなければ、景色は変わらないのだと思います。

でも、その中で何かを続けてきた人には、確実に積み重ねが残ります。

夢というのは、ただ思い描くだけでは形になりません。

少しずつでも進んできた時間の中で、ようやく輪郭が見えてくるものなのだと思います。

もっと上達したらとか、環境が整ってから、なんて自分自身に言い訳してるとあっという間にジジイです。

だからこそ、どれだけ小さくてもいいので、一歩でも前に進むしかないのだと思います。


革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。



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