2026/03/06 18:38
会社員時代、担当業務のひとつとしてコーディングを覚えることになりました。
いわゆる、ホームページを動かすためのプログラミングです。
全くやりたくありませんでした。
当時すでに僕は40代に突入していて「この歳から、これをイチから覚えるのか…」と思ったら、気が重くて仕方がなかったのを覚えています。
そもそも僕は、デザインやものづくりの仕事をしてきた人間です。
どちらかというと感覚や感性で考えるタイプ。
数字や英語の羅列をずっと見続けるなんて、ゲボ吐きそうな勢い。
でも、仕事だったのでやるしかなかった。
わからないなりに、毎日少しずつ触りました。
最初は意味不明です。
何を書いているのかも分からない。
エラーが出ても理由が分からない。
それでも続けていると、少しずつ「分かる瞬間」が増えていきました。
「あ、これってこういう仕組みか」「なるほど、だからここが動くのか」
少し理解できるようになってくると、楽しくなってくるから不思議です。
今でもプロのエンジニアのような高度なことは到底無理です。
でも最低限、自分で触れるレベルにはなりました。
そして今、あのとき嫌々覚えたコーディングに、ものすごく助けられています。
ATELIER SABOのオンラインストア。
「ここ、もう少しこうしたいな」
「この表示、変えたいな」
そう思ったとき、自分で直せる。
もしあのとき逃げていたら「変更したいけどできない」そんな小さなストレスが、きっと今も積み重なっていたと思います。
感性だけでは、回らないこともある。
でも、理屈だけでも続かない。
どちらも少しずつ持っていると、あとから必ず自分を助けてくれる。
あのときは本当に嫌で避けれるものなら避けたかった。
でも、嫌でも積み重ねた努力は、ちゃんと自分の中に残っています。
意味があるのか分からなかった時間も、無駄にはなりません。
それはきっと、革の仕事も同じなんだと思います。
最初からうまくできる人なんていない。
何度も作って、失敗して少しずつ身についていく。
続けた分だけそれは確実に自分の武器になる。
40過ぎてから覚えたコーディングも、続けてきた革小物づくりも、今の僕にとってはどちらも大切な仕事です。
【今後の出店予定】
■パンと音楽とアンティーク
3月28日(土)-29日(日) | 東京
■あきうクラフトフェア 手ん店
4月12日(土)-13日(日) | 宮城
■デザインフェスタ Vol.63
5月23日(土)-24日(日) | 東京
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。

