2026/03/04 21:13
今日は下の娘の高校の卒業式のため、制作も発送もお休みしました。
式を見ながら「大きくなったなぁ」というよりも、時間の流れの早さのほうを強く感じていました。
上の娘はもう働いていますし、下の娘はこれからどういう道を進んでいくのか。
親としては一区切りなのかもしれませんが、あまり実感はありません。
娘たちが生まれた頃は、まだ革製品を作ったこともなかったのに、今はそれを生業としています。
当時の自分に「将来、独立して革で食べている」と言っても、たぶん信じなかったと思います。
人生は、まるで自分の思っている通りにはいかないものです。
卒業式の最中に、ふと思い出したことがあります。
初めて勤めた会社を10日で辞め、しばらくニートのような生活をしていた頃、父に「お前がそんなんだと死んでも死にきれない」と言われたことがありました。
息子がこれでは、そりゃそうだよな、と当時の自分でも思っていました。
でも今、自分が親の立場になってみると、そのとき向けられた言葉の印象が少し違って感じられます。
子どもは、出来が良くても悪くても、どちらにせよ心配な存在なんだなと。
成績が良くても悪くても関係ない。
親というのは、単純にそういう生き物なのかもしれません。
未成年の子どもがやらかしたことは親の責任。
そんなことは重々承知しています。
それでも同時に思うのは「自分の人生の責任は自分でしか取れない」ということです。
たとえ親子でも、娘がこれから先の人生で直面するであろう苦労や困難を肩代わりしてあげることはできません。
その部分に本人が気づき、本当の意味で「独り立ち」してくれることを願っています。
卒業式はひとつの節目ですが、明日からまたいつもの日常です。
娘は少しずつ前に進み、自分も変わらず革を縫います。
特別な感動というより、時間がちゃんと流れていることを確認した一日でした。
卒業おめでとう。
【今後の出店予定】
■パンと音楽とアンティーク
3月28日(土)-29日(日) | 東京
■あきうクラフトフェア 手ん店
4月12日(土)-13日(日) | 東京
■デザインフェスタ Vol.63
5月23日(土)-24日(日) | 東京
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。

