2026/02/19 18:54
最近、よく考えることがあります。
「非効率なことが一周回って効率がいい事がある」ということ。

ウチではセミオーダーやお問い合わせの際、お客様とLINEでやり取りをしています。
色の組み合わせを一緒に考えたり、仕様について細かく確認したり、場合によっては途中経過の写真をお送りすることもあります。
正直に言えば時間はかかります。
もっと仕組み化して、もっと簡略化して、効率よく回す方法はいくらでもあると思います。
周りから見たら「そこまでやる必要あるの?」と思われるかもしれません。
でもそのやり取りがあるからこそ、生まれるものがあると感じています。
「安心しました」「相談してよかったです」「任せてよかったです」そう言っていただけることが本当に多いのです。
革小物は機能だけで見れば、世の中にたくさんあります。
ですが「誰から買うか」というのは、思っている以上に大きな価値なのだと思います。
顔が見えること。
ちゃんとやり取りができること。
一緒に作っている感覚があること。
それがあるだけで、同じ財布でも意味が変わります。
確かに時間はかかります。
ですが、その時間があるからこそ、満足度が高まり、信頼が積み重なり、その想いが次のお客様にも伝わっていくのだと思います。
「この人なら大丈夫そう」「ここなら安心できそう」
そう思っていただけるなら、それは決して非効率ではありません。
むしろ長い目で見れば、とても効率の良いことなのかもしれません。
ATELIER SABOは、大量生産のブランドではありません。
埼玉の自宅兼工房で、一つひとつ手縫いで仕立てています。
だからこそ、
「早さ」よりも「きちんと向き合うこと」を大切にしたいと思っています。
非効率に見えることも、実は大切な積み重ねなのかもしれません。
これからも、目の前のお客様と丁寧に向き合いながら。
お客さんの暮らしに革の手仕事を届ける。
そんなものづくりを続けていきたいと思っています。
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
