2026/02/15 18:37
独立するときに、「よし、覚悟決めた」と思っていたかというと、全然そんな感じでもありませんでした。

今考えると、当時の売り上げで、よくそれで独立しようと思ったな、というくらいの状態だったと思います。
自分は、いわゆる「大きな夢を抱いて独立した側」ではありません。
ほぼリストラみたいな形で始まった独立でした。
意気揚々としていて、何かが輝いていた。
そんなスタートでは、まったくなかったです。
独立当初はやっていけるかわからないので、漫画のバイトみたいなのも掛け持ちしてました。
家族は不安だったと思います。
それとは反対に、自分の中には「もう会社に行かなくていいんだ」という、少し浮かれた気持ちもありました。
とはいえ、独立後はずっと不安でした。
これで本当にやっていけるのか、ちゃんと食べていけるのか。
考えても答えが出ないことを、毎日ぐるぐる考えていた気がします。
一日の売り上げに、すごく一喜一憂する日々。
少し売れただけで安心して、売れない日は、この世の終わりみたいな気分になる。
その感覚は、今でも普通にあります。
独立する、という話を娘にした頃のことです。
あまり喋ってくれない長女が、妻に「パパ大丈夫かなぁ」と言っていたらしいです。
その話を聞いたとき、不安を見透かされたような気もしたし、同時に、ちゃんと見られているんだなとも思いました。
プール付きの豪邸で、GACKTみたいな暮らしはさせてやれないにしても、若い頃に自分が経験したような生活は、できればさせたくないなと思っています。
20代の頃に住んでいたのは、築何十年かも分からない、家賃3万円ちょっとのボロアパート。
引っ越ししたその日に、下の階の人に車をぶつけられて、代車で来た軽トラは、交差点の真ん中で動かなくなりました。
今思えば笑い話ですが、定職に就けない情けなさや、貧しさは思い出したくありません。
そんなこんなで、気づけばもう3年目。
「やっていけるのかな?」と考えるより「やっていくにはどうすればよいか」そう考えられるマインドにはなりました。
今でも不安はあります。
でも、不安だからやめる、という選択肢はありません。
今さら転職活動もしたくない。
それが一番、正直な気持ちです。
やりたくないことを、やりたくない。
だから、やりたいことをとことんやる。
自他共に認めるネガティブなのに、一周回って、ポジティブなのかもしれません。
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。

