2026/02/10 18:15
アンティークやビンテージと呼ばれるもの。
昔から、どこか古めかしいデザインのものに惹かれてきました。

「最新の設備」「最先端の技術」と言われても、あまり心に響かないことが多いです。
それが良くないというわけではなく、ただ自分が大切にしたい価値観とは少し違うなと感じます。
最新で便利なものよりも、長い時間を経て今では簡単に手に入らなくなったもの。
そういった希少性という部分でも、心を動かされることが多い気がします。
とはいえ、物欲はそれほど強くないので何かを集めたり、コレクションしたりすることもほとんどありません。
たくさん持つことよりも、ひとつのものを長く使い続けるほうが、自分には合っています。
なので、奇抜さだけを追い求めたデザインや、複雑なギミックが施されたものにはあまり惹かれません。
もちろん、技術や工夫そのものは素晴らしいと思います。
ただ「これを何年後も変わらず使い続けているだろうか」と考えると、立ち止まってしまうことがあります。
アトリエサボの革製品も、こうした考え方の延長線上にあります。
目を引く派手さよりも、使うほどに手に馴染んでいくこと。
目新しさよりも、時間が経っても違和感なく使い続けられることを大切にしています。
革は、使われてこそ完成していく素材だと考えています。
傷や色の変化も、使い手の時間が刻まれた証です。
長い年月が経ったあと、ふと手に取ったときに「やっぱり、これでよかった」そう思っていただけるようなもの。
流行のための革製品ではなく、流行り廃り関係なく残り続ける革製品でありたい。
古くなっていくのではなく、古くなるほど、好きになっていただけるようなものを。
そんな思いで、日々革と向き合っています。
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。

