2026/02/08 20:13
今作っているこの革小物が、本当に正解なのかは今でもよく分かりません。

誰かに教わった作り方でもありませんし、どこかの正解をなぞっているわけでもありません。
自分で考えて、自分で決めた形です。
だからこそ、これでいいのだろうか、という迷いはずっとあります。
作っている最中に、ふと手が止まることもあります。
この形で本当に使いやすいのか、この厚みでいいのか、余計なことをしていないか。
そんなことを考えながら、また縫い進めています。
ただここ数年で一つだけ、はっきりしてきた感覚があります。
自分の作るもののデザインが、以前ほどブレなくなってきました。
昔はどこにでもあるようなものを作っていた感覚があります。
特別な理由も、特別な個性もないものを作っていたと思います。
今振り返るとあの頃は何を作りたいかよりも、どう見られるかの方を気にしていた気がします。
今作っているものが本当に良いのかどうかは分からなくても「自分が作りたい形だ」という感覚だけは、前よりはっきりしています。
それが正しいかどうかは、いまだに答えが出ません。
迷いながら作って、少しずつズレを直して、気づいたら今の形に近づいてきました。
結局、独自性というのは最初から持っているものではなく、積み重ねた後に、振り返って見えるものなのかもしれません。
これで合っているのか分からないまま、今日もまた作っています。
革や糸の色選び、使い方やお手入れのことなど「これってどうなんだろう?」と思ったことがあれば、気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
