2026/01/08 17:44
「ここがこうだったらな」そんな「痒いところに手が届く感じが良かった」と、セミオーダーを選んでくださった方に言っていただきました。
最初からそんな言葉を狙ってセミオーダーを承っているわけではありません。
ただ、使う人の話を聞いていると、だいたい出てくるのは大きな要望ではなくて、
・もう少し薄かったら
・カードがあと一枚入れば
・利き手が逆だから向きが違えば
そんな、ほんの少しの違和感です。
既製品として作るなら、その「ほんの少し」は切り捨てられてしまうことが多い。
でも毎日使うものだからこそ、その違和感は意外と大きく残ります。
セミオーダーという形は特別なものを作るためというより、その違和感をちゃんと聞くための余白なのかもしれません。
全部を自由に決められるわけではないし、できないことも正直にあります。
それでも「ここがこうだったらな」と言ってもらえたとき、ああ、この人はちゃんと使う場面を想像しているんだな、と思います。
そしてその想像に少しでも近づけられたなら、それで十分なのかもしれません。
痒いところに手が届くというのは、派手でも特別でもないけれど、暮らしの中ではけっこう嬉しいことだったりします。


