2026/01/04 20:08
イベントやポップアップ出店をしていると、たまに「あ、この人たぶんレザークラフトやっているな」と感じる瞬間があります。
声をかけられなくても、名刺を出されなくても、一発でわかる。
理由はすごく単純で商品の「見ているところ」がまるで違うからです。
普通のお客さんは商品を手に取りながら「どうやって使うんだろう」「自分の生活だと、どんな感じだろう」そんなふうに自分が使っている姿を想像しながら見てくれます。
財布ならカードを入れる仕草をしたり、小銭入れなら開け閉めしてみたり。
見ているのは、商品そのものというより、その先の「自分の日常」なんだと思います。
それに対して、趣味や仕事でレザークラフトをやっている人の場合。
視線が、もう完全に違います。
使い方ではなく、構造。縫い目。コバ。厚み。処理の仕方。
「これ、どうやって作ってるんだろう?」そんな問いが、そのまま目線に出ている感じ。
正直ちょっと戸惑います。
自分の技術の粗探しをされているように感じてしまうというか。
商品を「舐め回すように見る」という表現が、一番近いかもしれません。
だから、近づいてきた瞬間に「この人やってるな」って、なんとなくわかってしまう。
そして、どう話しかけたらいいのか、少し迷ってしまう。
「実は自分も作ってるんです」と言われたら「知ってます!」と前のめりで言いたい。
と、ここまで書いておいて、ふと思い出したことがあります。
昔の自分も同じことをしていました笑
レザークラフトを始めたばかりの頃「プロの革製品を見たい」と思って、イベントやポップアップ出店に足を運び、いろいろな商品を手に取って構造を見て、仕上げを見て。
そして「自分も革製品やってるんです」なんて、作り手の方に話しかけていたな、と。
言わなくてもバレバレだったんだろうな、自分もまったく同じ事やってたなと思い出したら、おかしくて思わず吹き出しました。
立場が変わると、見える景色も、感じ方も、こんなに変わるんだなと。
これは誰かを否定したい話ではありません。
ただ、革製品を販売している人なら「わかる…」と思ったことが、一度はあるんじゃないかな。
そんな、出店ならではの革製品あるある。


