2025/12/28 18:22
革製品づくりは、とてもアナログな仕事です。

革を切って、道具を使って穴をあけて、ひと針ずつ縫っていく。
時間もかかるし、効率がいいとも言えません。
でも、パソコンも使います。
デザインを考えたり、文章を書いたり、最近はChatGPTに聞く事も増えました。
会社員の頃は、家に帰ってまでパソコンを開きたいとは思えませんでした。
むしろ、できるだけ触りたくなかった。
パソコンを見ると、仕事の空気を思い出してしまう、そんな感覚でした。
今は同じパソコンでも少し違います。
何かを作るために使っている、それだけの存在になりました。
ある日、妻がスマホをいじっている横で、自分がChatGPTに話しかけていました。
妻は自分に話しかけられていると思ったみたいで反応してきて、「いや、話しかけてないよ」と言ったら、「じゃあ、誰に言ってるの?」と聞かれて。
「ChatGPT」と答えたら
「なんだよ」と笑われました。
革製品を作るときに使っている道具も、パソコンやAIも、結局は「作るための道具」という点では同じです。
手でやるか、画面越しか。
アナログかデジタルか。
そこを強く分けて考える必要はあまりないのかもしれません。
今の自分は、使いやすいとか、使いたいと思えるとか、そういう道具を選んで、作っているだけです。
革を縫うときは、革の道具を使う。
文章に悩んだときは、パソコンを開く。
わからないことがあれば、AIに聞いてみる。
正しいかどうかよりも、自分が納得できるかどうか。
結局、ものづくりは、ものづくり。


