2025/12/19 20:00
革製品を選ぶとき「なんとなく良さそう」で選んだことありませんか。

本革、牛革、イタリアンレザー、オイルレザー、経年変化、エイジング。
革製品の世界には意味がわからなくても使えてしまう言葉が、意外とたくさんあります。
はじめて革製品を選ぶ人にとっては、正直よくわからないまま選ぶことになる世界だと思います。
わからないまま選ぶのは、悪いことじゃない

僕自身はじめて作った財布を今振り返ると「なんでこの革を選んだんだろう?」と思うところがいくつもあります。
仕上がりも思っていたのとは違う質感、当然作りも下手くそで縫い目も荒かった。
それでも完成したときはとにかく嬉しかったんです。
うまくできたかどうかよりも「自分で選んで、自分で使うものができた」その感覚のほうが、強く残っています。
革製品は、「正解」を当てるものじゃない

革の世界では「この革はいい革」「この革を選んで正解」そんな言い方をされることがあります。
でも実際に使ってみると大事なのは革そのものよりも、どう使うか、どんな場面で使うかだったりします。
同じ革でも
・毎日使うのか
・ポケットに入れるのか
・バッグに入れるのか
使い方が違えば感じ方も変わります。
だから革製品は、知識で正解を選ぶものではなく自分の生活に合うかどうかで選ぶものだと思っています。
だから、選び方を一緒に整理しています

アトリエサボで使っている革は、イタリアンレザー1種類です。
革の違いを細かく説明するよりも、その革でどういう形が使いやすそうかどういうサイズ感が合いそうかを一緒に考えるようにしています。
・キャッシュレスが多い
・できるだけ薄いほうがいい
・小さいバッグに入れたい
・色で少し遊びたい
そんな話をしながら、選択肢を少しずつ整理していく。
決めるのはあくまで使う人自身です。
革の知識は、なくても大丈夫です
正直に言うと、僕自身も革に詳しかったわけではありません。
今でも「全部を説明できるほど詳しいか」と言われたら、そうではないと思っています。
だからこそ難しい言葉で説明するよりも、使うときのイメージを一緒に想像することを大事にしています。
革の名前や専門用語を覚えなくても選べるようにする。
それが作り手としてできることだと思っています。
革製品は、もっと気軽でいい
革製品というと、「ちゃんと選ばなきゃ」「失敗できない」そんなイメージを持たれがちです。
でも本当は毎日使うものだからこそ、気軽に選んで、使って、少しずつ馴染んでいくもの。
わかりにくい世界だからこそ、悩む時間も含めて楽しんでもらえたら嬉しいです。
革製品が少し身近に感じてもらえたら。


