2025/12/17 20:52
迷ったときの、シンプルな考え方

セミオーダーで革小物を選ぶとき、多くの方が悩まれるのが革の色と、糸の色の組み合わせです。
色を選べるのは楽しい反面「派手になりすぎないかな?」「長く使っても違和感は出ないかな?」と迷ってしまうこともあると思います。
今回はATELIER SABOが制作する中で感じている色選びのちょっとしたコツについてお話しします。
「ちょっと派手だったかも」と感じること
使い始めてから「ちょっと派手だったかも」と感じてしまうことがあるかもしれません。
革は使い込むことで経年変化し、色味は少しずつ落ち着いてくるので、さほど心配しなくても良いかなとは感じます。
それでも最初の印象が強すぎると、その印象が気になってしまう場合もあります。
だからこそ最初の色選びでは全体のまとまりを少し意識するのがおすすめです。
色は「増やしすぎない」様にすると、全体的にまとまりやすい

当然といえば当然ですが、色は増やしすぎないほうが全体的にまとまりやすいと感じています。
例えば、
•外側と内側の革を同じ色にする
•糸の色をベージュ系などの控えめな色にする
•革の色の組み合わせを変える場合は、糸の主張を抑える
こうした選び方は使い始めから自然で、長く使っても違和感が出にくい印象があります。
糸を目立たせたい場合の考え方
糸をアクセントにしたい場合は、革の色をシンプルにまとめるのがおすすめです。
外側と内側の革は同色にして糸を差し色にすると、糸の存在感がほどよく引き立ちます。
派手になりすぎず、さりげなく個性を楽しめる組み合わせです。
色が多い組み合わせについて

もちろん色を多く使った組み合わせが悪いわけではありません。
ただ、色が増えるほど最初の印象は強くなりやすく「思っていたより目立つな」と感じることもあります。
迷ったときは「少し控えめかな?」くらいで選ぶと丁度いいかもしれません。
金具の色について
革や糸ほど目立つ存在ではありませんが、財布や革小物には金具の色も使われています。
小さな存在感なので色合わせを考える際はあまり難しく意識しすぎなくて大丈夫ですが、金具も一色として頭の片隅にとどめておくと良いと思います。
迷ったら、相談しながらで大丈夫です

色の組み合わせに明確な正解はありません。
ATELIER SABOでは、色・形・使い方まで相談しながらセミオーダーをお選びいただけます。
「この組み合わせ、どう見えますか?」そんなご相談も大歓迎です。
迷いながら選ぶ時間も含めてセミオーダーを楽しんでいただけたら嬉しいです。



