2025/12/15 21:21
でも、デザインも諦めない

キャッシュレス決済が当たり前になって「もう財布は小さくていいよね」と思う人が増えました。
実際、現金を使う機会は減っています。
それなのに、分厚い長財布を使い続ける理由も、正直あまりない。
ただ一方で、こんな声もよく聞きます。
・小さい財布にしたいけど、使いづらそう
・収納を削りすぎるのは不安
・ペラペラで安っぽいのは嫌
・機能重視すぎて、デザインが好みじゃない
コンパクトにはしたい。でも我慢はしたくない。
この三つ折り財布は、そんな感覚から生まれました。
ひとつひとつ、手作りで仕立てています
この財布は量産品ではありません。
すべてひとつひとつ、手作業で仕立てています。
ミシン縫いではなく、手縫い。だからこそ、
・縫い目は均一すぎず
・糸の存在感があり
・革との相性を見ながら仕上げる
効率だけを考えれば、もっと楽な方法はあります。でも長く使う道具として考えるなら、このやり方が一番だと判断しました。
分厚さには、ちゃんと理由があります
この三つ折り財布は、「世界最小」や「極薄」を売りにはしていません。
他のミニ財布と比べると、正直、少し厚みがあります。それは、
・手縫いの太い糸に合う革を使っている
・薄くしすぎると耐久性が落ちる
・数年後の状態まで想定して設計している
からです。
見た目の薄さより使い続けたときの安心感を優先しました。
触ってもらうと「なるほど、この厚みなら納得です」と言われる理由です。
使い込むほど、表情が変わっていきます
この財布には、経年変化を楽しめる革を使っています。
新品のときが完成形ではありません。
・手に馴染み
・色に深みが出て
・ツヤが増していく
いわゆる劣化ではなく、使った時間が刻まれる変化です。
同じ財布でも、使う人が違えば、まったく違う表情になります。
数年後、「この財布、いい感じに育ってきたな」と思える。
そんな前提で作っています。
三つ折りなのに、しっかり入ります
イベントや対面販売で、この財布を手に取った方からほぼ必ず言われるのがこの一言です。
「思ったより、めちゃくちゃ入りますね」
・カードは実用枚数しっかり
・小銭も見やすく、取り出しやすい
・お札も無理なく収まる
どれかを極端に削る設計ではありません。
コンパクトだけど、窮屈じゃない。
使い勝手とサイズ感のバランスを重視しています。
相談できる財布屋です
ATELIER SABOの特徴のひとつが「財布の相談ができること」です。
・左利きなので普通の財布は使いづらい
・ロゴはいらない
・少し仕様を調整したい
こうしたちょっとした変更は、追加料金なしのセミオーダーで対応しています。
その結果、セミオーダー率は5割超え。
大量生産ではなく人と会話しながら仕立てる財布になっています。
年齢も性別も、かなり幅広いです
・10代へのプレゼント
・20~30代の男性
・カップルやご夫婦で色違い
・70代の方の買い替え
理由はシンプルで「小さいから」でも「流行っているから」でもなく、自分の使い方に合うかどうかで選ばれているからです。
こんな人には、特に合います

・キャッシュレス中心だけど財布は必要
・ミニ財布に興味はあるが不安もある
・ペラペラな作りは信用できない
・デザインも質感も妥協したくない
・使い捨てではなく、育てたい
ひとつでも当てはまったら、この三つ折り財布はかなり相性がいいと思います。
最後に
小さい財布は、世の中にたくさんあります。でも
・ひとつひとつ手作りで
・経年変化を楽しめて
・相談しながら選べる
この3つが揃う財布は、そう多くありません。
キャッシュレス時代だから、コンパクトに。
でも、デザインも諦めない。
今の自分にも、数年後の自分にも、ちょうどいい財布です。
その感覚が少しでも響いたなら、きっとこの三つ折り財布は長く付き合える相棒になります。

