2025/12/09 20:12
ATELIER SABOではご注文いただく財布の8割以上がバイカラー仕様です。
最初は「こんなに多くの方が色を組み合わせて楽しんでくれるんだ…!」と驚いたのですが、実際にお客様と接していると、選ばれる理由がじわじわと見えてきました。
それは単なる「色遊び」ではなく、もっと心に近い部分。
財布という小さな革小物だからこそ、お客様が自由にのびのびと自分らしさを表現できるのだと感じています。
1. 財布は「服とコーディネートする必要がない」自由なアイテム

洋服やバッグとは違い、財布って毎日のスタイリングに左右されません。
誰かに見せる前提のアイテムではないからこそ、そこに“自分だけの色”を閉じ込められる。
「普段はベージュや黒の服が多いけど、財布くらいは好きな色で楽しみたい」「日常の中にパッと気分が上がる色を持っておきたい」
こんな声をよくいただきます。
財布は毎日手に取るもの。
玄関での外出前、レジでのちょっとした時間、夜カバンの中身を整理するとき…。
そんな一瞬一瞬で、自分の好きな色が目に飛び込んでくると、自然と気分がほぐれます。
コーディネートに縛られないからこそ、色の自由度が高い。
それが、バイカラー人気の根っこにある気がします。
2. “普段選ばない色”で冒険したい、という小さな背中押し

お客様を見ていて面白いのは、普段のファッションでは選ばない色を、財布だと選びたくなるということ。
例えば、普段は落ち着いた服装の方が「差し色にしたい」とイエローやブルーを選んだり、モノトーンが多い方が「裏側だけ濃い色にしたい」と冒険されたり。
財布は「失敗しても痛くない」くらいのサイズ感だから、挑戦がしやすいのかなと感じます。
それに、革の小物って日々触れるほどに愛着が湧いてくるので、予想外の色が案外しっくりくる…なんてこともよくあります。
3. 人とかぶらない「個性」を自然に出せる

バイカラーが圧倒的に選ばれる理由のひとつが、「誰ともかぶりたくないから」です。
財布って、一度買うと数年単位で使うアイテム。
どうせなら、自分らしい組み合わせで持ちたい、自然と個性が滲み出るような色にしたい、そんな気持ちが強くなるのだと思います。
中には、「この組み合わせ、他の人選ばなさそうだからこれにします!」と笑いながら決められるお客様もいます。
この瞬間がまた本当に嬉しいんです。
ATELIER SABOのバイカラーは“奇をてらう個性”ではなく、「使っている本人が心地よくいられる個性」を形にするもの。
そのバランスが、多くの方に響いているのかもしれません。
色は「気持ち」を閉じ込める最高の素材。
バイカラーがこれほど支持されるのは、財布というアイテムが「自分らしさ」「冒険心」「遊び心」「静かな主張」を全部受け止めてくれる器だから。
毎日使う小さな相棒だからこそ、自分がときめく色を選んでいい。
ATELIER SABOは、そんな“色の楽しさ”をもっと届けたいと思っています。


実際に商品を購入する前に、革の質感を確かめたいという方にはATELIER SABOで使用している「革のサンプル」をご用意しておりますので、ぜひご利用ください。


